じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 12月30日の岡山は、季節風が吹き荒れ、最大瞬間風速29.3メートルを記録したが、夕刻にはいったんよく晴れて、西の空に木星と土星が輝いていた。大接近時よりはだいぶ離れてきたが、低倍率の望遠鏡ではまだまだ同じ視野内に収まって見えていた。
 今回のような大接近は1623年7月17日以来397年ぶり、次回に同程度に近づくのは60年後の2080年になるということなので、わたしにとっては、太陽系における地球と木星と土星の位置関係を実感できる生涯一度の大イベントであった。
 毎年、12月の終わりに、その年でいちばん印象に残った写真1枚を再掲することにしているが【但し2019年12月31日はノートパソコンの故障で再掲できず】、今年は、写真としては地味ながら、木星と土星の大接近を肉眼と望遠鏡で眺められたということが一番目にやきついた光景となった。

2020年12月31日(木)




【小さな話題】毎月の話題から2020年を振り返る(後半)

 昨日に続いて、このWeb日記の毎月の記事の中から1つずつを取り上げて1年を振り返る企画。本日は7月から12月。
  • 【7月】新型コロナ感染拡大と「感染7段階モデル」(1)わずかな差が大きな違いを生む
    7月に入ってから、新型コロナを扱ったテレビの特集番組やネットの特集記事に関心を向けるようになった【連載のまとめはこちら】。その中で「感染7段階モデル」は、欧米に比べて日本人が重症化しにくいという現象をうまく説明しているように思われた。もっとも11月以降の感染急拡大により、特に変異種の登場により、このモデルも修正を迫られる可能性がある。じっさい、7月の時点では「死者は最大で3800人」と予測されていたが、12月30日22時30分時点の死者数(NHK調べ)は3443人(クルーズ船除く)となっていて、3800人以内におさまるかどうか、かなり危うくなってきている。
  • 【8月】YouTubeデビューは「セミが鳴いているだけの動画」/動画の長所短所
    8月に入ってからYouTubeに動画を投稿するようになった。これまでの自薦最高傑作はハナムグリのイモムシの背面歩行だが、イモムシが嫌いな方にはオススメできない。
  • 【9月】段ボール工場作業員から日本国総理大臣へ?
    菅内閣は当初高い支持率を誇っていたが、学術会議任命問題、GOTOトラベル、桜を見る会懇親会答弁などを巡って批判が相次ぎ、支持率は急速に低下した。衆議院の任期満了を控えて、どの時点で総選挙が行われるのか、なかなか難しい状況にある。
  • 【10月】「Go Toトラベル」には興味無し
    私は中学生の頃からの旅行好きであるが、リンク先に書いた通り、今回のGOTOトラベルには全く興味が持てなかった。但し、この施策のおかげで、瀕死状態にあった海外旅行会社はかなり救われたようだ。その後の感染拡大はまことに不運。
  • 【11月】スマホ持たずに隠居生活は送れるか?
    その後も、スマホを持たないことでいろいろと不利益を受けている。もっとも、ウォーキングと買物以外には外出の機会が殆ど無い私にとって、携帯通話はもとよりあんな小さな画面で何かを表示させるという必要は全くない。
  • 【12月】オンライン授業、出発進行!
    12月から特命教授として言語行動論という授業を担当させていただいているが、今年は100%オンライン授業となった。準備には相当の時間を必要としているが、対面授業より分かりやすい内容になっているかもしれない。


 ということで、2020年もあとわずかとなったが、日常生活面では、大晦日も元日も、平日と変わらない規則正しい生活を続ける予定。