【思ったこと】 _91231(木)[一般]2009年を振り返る
毎年恒例の「今年を振り返る」。過去日記の見出しから毎月、もっとも印象に残った記事を1つずつ挙げてみることにしたい。なお、1年前の記事2008年12月31日の日記にあり。
- 1月:地デジ移行のウソホント(1)薄型テレビはゼッタイに必要か?
地デジに移行しても、地デジ対応録画機からRCA端子などでつなげば、ブラウン管型テレビでも視聴することは可能。但し、画質は薄型テレビのほうがよい。また、薄型テレビではなくて、HDMI端子付きのパソコン用ディスプレイやプロジェクターにHDMIケーブルをつないで視聴することもできる。
ダビングのメディアは、CPRM対応のDVD-Rが一番割安。ホームセンターで、50枚パック(スピンドルタイプ)を1280円で売っていた。また、従来、アナログの二カ国語放送は、二カ国語同時にDVD-Rにダビングすることはできないと認識していたが(DVD-RW、DVD-RAMなどが必要)、地デジHDDに録画した二カ国語放送の一部はそのままDVD-Rにダビングできることが確認できている。具体的には「ラストサムライ」、「刑事コロンボ」、「奥様は魔女」などの番組。いっぽう、日本語と英語がそれぞれステレオ音声になっている場合は、二カ国語同時にはダビングできないようだ。
- 2月:岡山市のゴミ有料化で何が変わるか(1)
2月1日から、岡山市で可燃物ごみと不燃ごみの収集有料化が実施された。その後の定点観察によれば、指定袋以外でゴミを出す人はほぼ皆無となった。しかし、指定日以外に持ち込む人は実施前と変わらない。我が家が夫婦2人で出すゴミは、週2回、それぞれ中型(20リットル)か小型(10リットル)で十分。紙のゴミはレジ袋などに入れて、別の日に回収されるので、しっかり分別するようになった。
- 3月:裁判員制度について考える(1)制度には反対だが、仇討ちの助太刀としての役割を果たせるならお引き受けしてもよい
各種報道によれば、2009年5月21日から12月28日までに裁判員裁判対象事件で起訴された延べ人数は1210人。また、12月18日までに138件の裁判員裁判が開かれ、142人に判決が言い渡されたそうである。このままの状態が続いたら,未済事件の数は増えるばかりであるという声も聞かれる。私の意見は、こちらの連載に述べた通り。私自身がもし裁判員候補に選ばれた場合は、まず、裁判員制度は天下の大悪法かつ憲法違反のデパート、法曹業界の権益拡大の道具に過ぎず断固反対であること、またもし自分が殺人事件の裁判を担当することになった場合は、「殺人は死刑」という信念を絶対に曲げないということを表明し、その上で選ばれた時には、敵討ちの助太刀衣装をまとい裁判所に出頭したいと思っている。
- 4月:高速道路1000円化は本当にお得か?(往路)
1000円化、これから先に2000円化や一部無料化を実施するのであれば、土日祝日限定ではなく、平日を含めて一定期間すべてを同じ料金体系をするべきである。でないと、土日祝日のたびに大渋滞が起こり、その一方平日の利用者は減る。観光地でも、土日にお客が増えた分、平日の訪問者が減り、トータルでは売り上げが減ってしまうのではないだろうか(9月24日の日記に関連記事あり)。
なお、私自身は、この1000円化を利用して東京まで2回、四国方面に1回旅行をした。瀬戸大橋が1000円で渡れるので、岡山から四国方面への旅行はずいぶんと割安になった。
- 5月:「宇宙船シリカ」のピロとネリに47年ぶりに対面
ウィキペディアの当該項目によれば、NHKに残されている宇宙船シリカの映像は第123回「イクチオザウルスの最後」(1961年3月17日放送)のキネレコ1本のみだが、台本はすべて現存しているという。あのストーリーならば今の子どもたちにも大きな夢を与えてくれるはず。このさい、CGでリメイク版を制作してみたらどうだろうか。
なお、今年は「宇宙船シリカ」に47年ぶりに対面したほか、小石川後楽園も52年ぶりに訪問した。
- 6月:6月は健康保持、健康増進月間
6月から7月は、学外オープンスクールの説明要員として各所に出張し、非常に忙しい毎日であった。
- 7月:皆既日食その後
7月22日の皆既日食の様子は決定版 46年ぶりの皆既日食という番組(12月31日再放送)でも視ることができた。私自身は、まだ前期授業期間中であって見物に出かけることは全く不可能であった。
皆既日食見物のために海外に出かけることはたぶんこれから先は無かろうと思う。いっぽう、2012年5月21日(月)の金環食は、当日に用事が無ければぜひとも見たいと思っている。岡山からの場合、高知か徳島のあたりが便利だが、「金環」にこだわらなければ地元・岡山で見ても大差ないとは思う。金環食は皆既食と違って、夜のように暗くなることはないし、コロナも見えない。ピンフォールで太陽を映して楽しむ程度。
- 8月:マニフェスト論議は長期的視点で(3)「政権選択」か「政策選択」か
当該日記に「民主党も、この場に及んでは、大胆は政策はあまり強調しないほうがよい。」と書いたが、最近の民主党政権の軌道修正は私の言ったとおりになっていると思う。
- 9月:米国グランドサークル・大自然探勝
上掲の写真のところにも書いたが、これまでの海外旅行では、高所、火山、砂漠などを目当てにしていることが殆どであった。この旅行では、奇岩探勝という新たな楽しみ方があることを体験できた。
- 10月:ガーゲン先生ご夫妻講演会
当該日記にも記した通り、私にとっては、哲学者のカール・ポパーや行動分析学の創始者のB・F・スキナーの講演を拝聴した時と同じくらいの重みがあった。ガーゲンご夫妻のご健康とご長寿をお祈りしたい。
- 11月:立体映画(3D映画)初体験
高校生の頃は、渋谷の東急名画座などに2週間に一度は映画を観に行ったものだが、カラーテレビやその後のレンタルビデオ、レンタルDVDなどの普及により、最近では映画館まで足を運ぶ機会はきわめて少なくなった。その点、3D映画やハリウッドVFXの発展は、観客を再び映画館に引き寄せる大きな力になるに違いない。
- 12月:東北アジアの幸福観
今年は、日本心理学会、ガーゲンご夫妻講演会などいくつかの学会やシンポに参加したが、一番最後に地元で開催された表記のシンポは、多領域のさまざまな研究にもふれることができ大いに意義深かった。
なお、このWeb日記へのアクセス数は、12月31日16時40分の時点で99万4724、楽天版のほうは、29万603となっている。
- 楽天版のほうは写真主体、読者を想定したコンテンツを重視。よって「ですます調」で執筆。
- こちらの日記のほうは、基本的に自分自身のための備忘録、思考や着想のメモ、読者は想定しないが不特定多数に対して何らかの参考情報となれば、...。よって「である調」
という発信スタイルを保っていきたいと思う。
ということで、2009年の執筆はこれをもって終了。2010年もよろしくお願いします。
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