【小さな話題】毎月の話題から2024年を振り返る
年末恒例、このWeb日記の毎月の記事の中から1つずつを取り上げて1年を振り返る企画。
- 1月 能登半島地震とJAL衝突事故についての素朴な疑問
2024年は年初早々、立て続けに大変なことが起こってしまった。2025年はそのようなことが起こらぬよう願いたいものだ。当該日記の中で、『「兵庫、宮城、熊本、石川」の共通性と題して、
●被害に遭われた方々がおられるなかで不謹慎な発言かもしれないが、これら4県は過去に大きな地震災害を受けたという点で共通性があるが、なぜかひらがなで書くと動物(哺乳類)の名前が隠れているという点でも共通している。偶然にしては恐ろしいほどだ。
と書いたことがあった。もしこの珍説が当たるとすると、もう1県、ひらがなで書くと動物(哺乳類)の名前が含まれている県があることに気づいた。それは『サイ(犀)たま県』。関東フラグメントに起因する直下型地震の危険を考えると、要警戒。
- 2月 100分de名著 #136『偶然性・アイロニー・連帯』(1)スキナーとローティの交流?
ローティは、「トランプ現象」を予言したとしてSNSで大きな反響を巻き起こした哲学者であるという。前回の大統領選挙でトランプがバイデン負けたことから、「トランプ現象」はもはや終息したのではないかと思っていたが、その後「もしトラ」、「ほぼトラ」が囁かれるようになり、とうとう「トランプ2.0」が始動することになった。このほかヨーロッパでも右派勢力が台頭、隣の韓国では大統領が内乱罪に問われるなど、世界各地で不安定さが増している。そんななか、日本では少数与党になっても政権や経済が安定しているように思われるところが不思議だ。
- 3月 日経平均が史上最高値となっても大損のままの変額保険
リンク先に記したように、私は1990年頃、将来の資産形成の一環として2社の一時払いの変額保険に加入した。このうち一社はその後経営破綻し別会社に引き継がれたこともあって、2023年8月時点での解約返還金一時払い金の4割にしかなっていなかった。また、変動保険金の額も、私が死亡した時に受け取れる基本保険金に比べて、マイナス65.1%になっていた。もう1つの会社のほうは、2024年3月10日の日付で変動保険金の通知があったが、解約返還金は一時払い金のおおむね9割で、やはり基本保険金のマイナス64.4%となっていた。 基本保険金の金額自体は一払いの金額の2〜4倍前後となっており、私が死亡すれば確実に受け取れるので必ずしも大損とは言えないかもしれないが、当初この保険に加入した時はバブルの絶頂期でもあり、最低でも年に4.5%以上は上がるので、生前に解約返還金として受け取ることのできる資産になると勧められたものであった。なので資産形成としては大失敗。保険金は私の死後の葬式代、相続にかかる諸費用、遺品の処分費用にあてるほかはなさそうである。
この経験をふまえて、私は、以下の点を子孫に伝えている。
- 生命保険は基本的にぼったくり。慈善事業ではないので保険会社の利益が最優先。
- 外交員は自分の点数稼ぎのための勧誘しかしない。
- 保険に入るとしたら掛け捨てが基本。保険で資産形成などありえない。
- 生命保険の基本は、「自分が突然の事故や病気になった時に、家族の生活が困らないように保障をうけるため」に入るべきもの。
- 4月 TV番組よりYouTubeのほうが面白い(1)隠居人版YouTube登録リスト
この頃から、私の日常生活でTV離れが進んでおり、代わりに、YouTubeの動画を視る時間が増えている。じっさい、4K放送などは、大相撲の十両以下の対戦を稀に視ること以外には殆ど視聴しなくなった。理由はリンク先に記したとおり【あくまで個人的に思いついた理由ではあるが】。
- 5月 スーパー等での支払金額は偶数、奇数どちらになりやすいか?
流通業界では常識なのかもしれないが、私自身が独自に発見した現象としては画期的であったとも言える。
「支払い金額が奇数ならばお前、偶数ならば私が払う」という賭けをすればわずかながら有利になる可能性がある。
- 6月 人生初、生涯一度の明石海峡大橋塔頂体験
参加費5000円はかなり高いが、天気にも恵まれ、2024年前半では、最も貴重な体験となった。6月18日と6月19日の楽天版に写真あり。
- 7月 パスワード付き読者限定の裏日記を始めた
裏日記を始めたのは今回が初めてであったが、結局長続きしなかった。このWeb日記はあくまで自分のために執筆しているものであり、読者さまの反響とかアクセス数などは一切気にしていないのだが、やはり心の片隅のどこかで「こういう考え方もありますよ」と他者にアピールしたい気持ちがあるのかもしれない【行動分析学的に言えば、「他者に読んでもらうことが何らかの好子として機能している」】。
- 8月 『3つの自己』の再考(1)
この連載は、まだ完結していない。私が考えているのは『概念としての自己』のメリット・デメリットをふまえた上で、敢えて、徹底的に『概念としての自己』を重視し、終活の一環としてそれにこだわり続けたらどうなるだろうか、ということ。
もっとも最近は、いったん『悟り』を開いて自己の概念化を達成したあとは、もはや環境の一部として日々「いま、ここ」を楽しめばそれでエエじゃないかというように、少し考えが変わってきている。といっても『悟り』に至るのはなかなか容易ではない【仏教の『悟り』のような大仰なものではなく、単に「じぶんは大体こんなものだ」と実感する程度のものだが】。
- 9月 「tan1°は有理数か?」の拡張
YouTube解説動画などで、素人向けの数学問題をいくつか考える機会があるが、この問題は深掘りすると結構面白いということが分かった。おそらく最も短い解答は、
●ニーベンの定理により、tanθが有理数になるのはθ=0°または45°の時に限られる。よってθ=1°の時は有理数ではない【終わり】
ということになりそうだが、ニーベンの定理を証明せず上記だけの解答だった場合は何点もらえるだろうか?
- 10月 血液型と出身県で病気リスクや体質が分かるか?(1) 【翌日以降に続編あり】
ABO血液型が病気リスク等に一定の違いをもたらしていることは理解できたが、今のところ実用的な価値、たとえば特定の血液型者に優先的に予防接種をするといったような対応はなされていないようだ。10月31日の補足コメントとして、
●個々人の遺伝子型を解析しそれに見合った個別医療を行うことのほうが有効であるように思われた。
と述べたところであったが、押川先生の動画によれば、遺伝子パネル検査で詳細な結果が分かったとしてもそれをもとに有効な治療を行うというのはかなり難しいことが分かった。
- 11月 あしたが変わるトリセツショー『がん対策』(7)ナッジの応用(1) 【翌日以降に続編あり】
この番組をきっかけとして、『ナッジ(nudge)』について初歩的な知識を得ることができた。そう言えば、岡山市から郵送されている特定健診やがん検診の案内も、よく見ると各所にナッジの手法が使われていることが分かった。
もっとも私自身は、あまりにもナッジばかりで塗り固められた宣伝があると反発し、嫌悪をいだいてしまうことがある。特に嫌いなのがテレビの通販のCMであり、「今回だけ特別に○○円」とか「放送から30分以内に申し込めば.,,」などと宣伝されていると、思わず「黙れ!このペテン師ども!」と怒鳴ってしまうほどだ。
- 12月 大貫松三の模写と原画の混同?/チコちゃんに叱られる! 「ベートーヴェンの肖像画」
音楽室などに飾られているベートーヴェンの肖像画としてはヨーゼフ・カール・シュティーラーによって描かれた原画と、全音が楽器販売に参入するためのおまけとして作られた大貫松三さんの模写があるが、放送ではそれらの違いに言及されず、紹介された画像では両者が混在しているように見えた。
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